ウォールナットの一枚板テーブルが出来るまで

家具を買う時によく聞く、見るものにその家具がどんな材料で出来ているかの表示がありますが、ウォールナットという木材の名前を聞いたことがあると思います。家具、建具に使われるそれは一般的には「黒ウォールナット」のことを指し、原産地はアメリカ東部やカナダです。耐衝撃性に強く木肌が美しい上に加工性や接着性に優れているため、高級家具や工芸品によく用いられるのです。ではこの木材の一枚板を使ったテーブルをご覧になったことがあるでしょうか。ご存知の方はその金額がとても高いのを見たことがあると思います。その名の通り、一本の木で張り合わせたりつなぎ合わせたりをせずにただ切って作られたもので、高級品である木材の、しかも一枚板のテーブルは恐ろしく月日と手間がかかっているのです。

何故高級なのかというと

そもそも木が高いのです。沢山の木を一緒に仕入れることで安くはなりますが、木を乾燥させている間は利益は出ません。出ないところか、木を乾燥させるといってもただ日当たりの良い場所に放置しておくわけではなく、虫避け剤を塗ったり湿気でカビが生えないように置く場所を変えたり雨や湿気を避けるために環境を整えたりと、神経をすり減らす作業を5年にわたってするのです。その間はお金がかかるだけで利益はうまず、不幸にも乾燥中の木が割れてしまえばそれはもう高級家具にはなれませんから燃やします。つまり仕入れた板の全てが使えるようになるわけではないのです。材料の数パーセントは破棄になることもあり、そんな手間隙がかかってテーブルに使われる一枚板は製作されているので、どうしても一枚あたりの値段は高くなってしまうのです。

一生使うことの出来るテーブルを

手間隙かけて出来た一枚の板、これを次はテーブルにするわけです。ウォールナットでテーブルに出来るほどの大きさを持っている木は100本に1本と言われるほど稀少ですから、職人が腕によりをかけて製作します。表面をととのえてオイルを塗り、脚をつけます。出来るテーブルは座卓からダイニングテーブル、勉強机など様々。お客さんの用途を聞いてアドバイスもします。高級家具はアフターフォローでメンテナンスもついている会社がありますから、自分好みの材木でテーブルを作ろうと決めたならばそういうフォローがある会社にすると安心です。木を乾燥させるのに5年、それから製作するのに数ヶ月、これらを経て一生使うことが出来る、次の世代へも残すことが出来るテーブルが完成して家へ届けられるのです。